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管理運営

   公設国際貢献大学校の管理運営は、地方自治法第224条の2 第3項の規程に基づく指定管理者として、
   国際貢献大学校運営機構が行っています。


大学校及び関連施設の設置条例等

  ・公設国際貢献大学校条例

  ・国際貢献大学校ボランティア館条例

  ・新見市哲多医療施設条例

  ・新見市哲多介護老人保健施設条例

  ・公設国際貢献大学校国際貢献事業基金条例
 

   関連施設の設置条例では、大学校との連携により、地域の保健医療福祉活動や岡山県国際貢献活動の
   推進に関する条例等に基づく活動に寄与することが定められています。 その専門性や機能分掌を考慮し、
   能力を発揮できるよう、以下の指定管理者を指定しています。

    ・国際貢献大学校メディカルクリニック(指定管理者/国際貢献大学校医療機構)
    ・哲多町介護老人保健施設すずらん (指定管理者/国際貢献大学校医療機構)
    ・国際貢献大学校ボランティア館 (指定管理者/アムダ国際福祉事業団)

   また、一体的かつ効率的な組織協働を図るため、大学校及び関連施設の全ての事務を統合し、協働事務
   局を設置して一元的な事務運営を行なっています。



協働施設


   本校と協同して広範な社会貢献活動を推進する地方公共
   団体、教育機関、医療機関など
   (右の写真は実習協力機関である「岡山県健康の森学園」


  (岡山県との連携)  岡山県国際課のホームページへ

    健康・貧困・環境など国際的に協力して解決すべき課題が顕在化
    するなか、世界の人々が共に栄えていくために、国をはじめ地方
    公共団体・NGO県民等が世界の人々と連携・協力してその解決に
    向けて取り組むことが求められています。このような国際化の潮流
    を積極的にとらえ、岡山県では2001年3月に「新おかやま国際化推進プラン」を策定しました。この
    プランの中で本校は国際貢献ボランティアを養成する中核的な施設として位置付けられています。
    「国際貢献先進県おかやま」の実現に向けて、本校はその一翼を担っています。また、国際貢献の
    あり方について有識者から意見を聞く「岡山発の国際貢献を考える会(※)」は、2003年3月に報告
    書を石井知事に提出しました。報告書には、国際救援拠点の整備、国際救援士(仮称)資格制度の
    創設等の提案が盛り込まれ、本校に対してさらなる期待が寄せられました。さらに、2004年3月には
    「岡山発の国際貢献を考える会」の提言を踏まえて、岡山県において、都道府県レベルでは全国初
    となる「岡山県国際貢献の推進に関する条例」が制定されました。

    (※)会長・明石康氏(元国連事務次長)、会長代理・大原謙一郎氏(大原美術館理事長)、
       川上隆朗氏(国際協力事業団総裁)ら委員5人により構成


  (岡山県との協働) 

    「岡山県国際貢献活動の推進に関する条例」には、その基本理念とともに、国際貢献活動を担う
    主体それぞれの役割と協働の原則、岡山県の基本的施策等が明記され、大学校も岡山県と協働
    して講座の開催、救援等様々な活動を行っています。



医療機構

   特に国際保健医療協力において急務とされる、女性・小児・高齢者を対象とする保健医療福祉活動に
   取り組んでいます。

   医療・福祉サービスの充実が困難とされる中山間地域で、実際に医療・介護サービスを提供すること
   による「地域づくり」と、国際保健医療協力の実践的な研修施設としての「国際貢献」を両立する新しい
   取り組みです。

   医療機構は、新見地域唯一の産婦人科を有し、岡山大学医学部・歯学部附属病院 総合患者支援
   センターによる遠隔医療支援体制を岡山情報ハイウェイを介して構築している「国際貢献大学校メディ
   カルクリニック(16床)」、被災時の仮設住宅サイズのプレハブを活用し、僻地医療の実践と緊急救援の
   訓練(モデル)として機能している「大田診療所」、50床のリハビリ施設「哲多町介護老人保健施設すず
   らん」、住み慣れた地域における在宅療養を最前線でお支えする「在宅合同事務所すずらん(在宅介護
   支援センターすずらん・デイサービスセンタすずらん・ヘルパーステーションすずらん)」で構成されて
   います。

   (詳しくは医療機構をご覧ください)



公設国際貢献大学校のあゆみ


  AMDA   (AMDAのホームページへ)

   1984年に設立し、岡山市に本部を置くAMDAは、
   アジア、アフリカ、中南米において戦争・自然災害・
   貧困等により社会的・経済的に恵まれず社会から
   取り残されている人々への医療救援と生活状態
   改善のための支援を実施している、NGO・国際
   医療ボランティア組織です。
   1995年に、国連経済社会理事会より「特殊協議
   資格」を、2006年に「総合協議資格」を取得しました。
   また、2001年8月30日、岡山県より「特定非営利
   活動法人」格を取得しました。
   

  APRO

   アジア太平洋緊急援助機構の略。
   1990年1月20日、阪神淡路大震災から
   復興中の神戸で開催され、国際的な官民
   協調による災害援助体制について協議を
   行いました。2000年2月23日、第2回会議を
   神戸で開催し、OGARを結成しました。
   (OGARとは、駐日大使を中心とした緊急
   人道援助機構のこと。アムダ国際福祉
   事業団が事務局を担当しています。
 
  岡山県

   「パートナーシップで築く世界にひらかれた
   岡山」を基本目標に2001年3月に「新おかやま
   国際化推進プラン」を策定しました。このプランに
   沿って、「国際貢献先進県おかやま」を目指し、
   国際ボランティア活動を促進する事業を展開して
   います。


  哲多町 (現 新見市)

   岡山県西北部に位置する人口4千人程の
   中山間地帯の町ですが、「小さな町でもできる
   身の丈に合った国際協力」として、1994年から
   ミャンマー・マッティーラ市との交流や、1996年から
   チェルノの子供を支援する活動を町をあげて
   進めました。
   廃校となった大田小学校を再利用して、2001年
   9月に国際貢献大学校を設置しました。
  ガリ書簡   (ガリ書簡の詳細へ)


   1996年1月29日、ブトロス・ガリ国連事務総長

   (任期1992-1996)は、AMDA国際大学(仮称)

   構想に期待し、その国際協力のための人材

   育成機関の開設に向けた取組に対して

   賛意と激励の書簡を寄せられました。










1996年 1月  AMDA国際大学(仮称)構想に対し、ガリ国連事務総長より賛意と激励の
 書簡が寄せられる
1997年 3月  AMDA国際大学構想について、小杉文部大臣が衆議院予算委員会分科会に
 おいて、また石井岡山県知事が定例県議会において積極対応を表明
9月  AMDA国際大学構想の具体化を図るため、人材育成・地球環境分野の専門
 機関としてアムダ社会教育福祉事業団がAMDA本部において編組
11月  AMDA国際大学構想の検討を進め、その結論として公設民営の研修機関
 (大学校)の創設を目標とする国際貢献大学校開設計画を策定
 これより県内自治体との協議開始
2000年 9月  岡山県哲多町において、公設国際貢献大学校設置条例公布
10月  アムダ社会教育福祉事業団が哲多町ボランティアふれあい館に移転
 これを機にアムダ国際福祉事業団と改称
2001年 4月  公設国際貢献大学校設置条例施行
 大学校事務局業務開始
 岡山県が新おかやま国際化推進プランを発表
9月  公設国際貢献大学校開校式(8日、記念講演/駐日フィジー大使)
  初代設置者 旧哲多町長 竹元 武士
  初代学校長(現 名誉校長) 菅波 茂
2002年 2月  地域環境学部創設に関する懇話会を発足
8月  高校生国際ボランティア全国大会を実施
 全国の国際ボランティアに取り組む高校生が本校に集い、自分たちの活動を発表
9月  哲多町内に関連施設となる母子診療施設が着工
10月  アフガニスタンに国際協力専門要員訓練センター(母子医療施設併設)設置に向け
 協議を開始
2003年 3月  片山総務大臣が本校を視察、国際協力専門要員養成講座にも出講
 岡山発の国際貢献を考える会の提言が石井知事に提出される
 国際救援拠点の整備、国際救援士(仮称)資格制度の創設等が盛り込まれた
6月  文部科学省「廃校リニューアル50選」に選ばれる(大田小学校について)
9月  「女性と子どものクリニック」 開院
2004年 3月  岡山県が都道府県としては全国初の「国際貢献活動推進に関する条例」を制定
4月  教務部に「救援室」を設置
6月  関連施設となる介護老人保健施設を着工
7月  国際救援活動要員養成講座(新設)を開催
10月  地域の要望により「哲多町診療所」と「女性と子どものクリニック」の診療機能を
 統合し、「国際貢献大学校メディカルクリニック」としてリニューアルオープン
12月  ももたろう国際救援隊を結成
2005年 1月  災害時の仮設診療所のモデルとなるプレハブクリニック「大田診療所」を校庭内に開院
3月  公設国際貢献大学校設置条例の改正
 哲多町閉町、1市4町の合併により、新「新見市」が発足
4月  「哲多町介護老人保健施設すずらん」及び「在宅合同事務所すずらん」開所
2007年 4月  明石康相談役が公設国際貢献大学校校長に就任
 本校活動が文部科学省検定済 高等学校 公民科用教科書 「新 現代社会 −地球社会に
 生きる−(教育出版)」に掲載
2008年 2月  「国際貢献大学校メディカルクリニック」に於いて開院より500人目の新生児が誕生
5月  大学校に「国際貢献大学校産学連携センター」を設置
7月  明石康校長が岡山大学「アジア人の癌体質と遺伝子治療共同臨床研究」諮問委員に就任
12月  岡山大学と本学クリニックをK-MIXを介して接続する新たな遠隔医療支援体制を構築
2011年  10月  大学校10周年記念 「岡山発・東日本大震災支援フォーラム 〜晴れの国おかやま・がん
 ばっぺ福島!〜 開催
11月  「国際貢献大学校メディカルクリニック」に於いて開院より1,000人目の新生児が誕生